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畑 健二郎

Vol.18 /2005/02/16

締め切り前の夜中に友人が突然家に訪ねてきてこう言いました。

「家が差し押さえられちゃった……」

あっはっはっ☆
いやー、さすがマイフレンド。
もう二月だというのにヘビーだねー。
どうだい? 景気づけに米のとぎ汁でも飲むかい?
飲めるかぁぁ!!! がらがらがっしゃーん!

彼の話によれば
親が作った借金で本当に住む場所を失い、一家離散。
一人、帰る場所もなく夜の街をトボトボとさ迷っているという……

住む家がなくなるというのは想像以上にキツイらしく
普段は基本的にはガテン系で無頼漢な彼が
小さく肩を丸めていました。

でも貸すお金はないぞ☆
借金で死にそうなのは僕も同じだ☆

そんな彼が言うには
「今、自分の借金を肩代わりしてくれて
住む場所と仕事を与えてくれる美少女がいたら
絶対に一生裏切らない」と……

普段、相当やさぐれている彼ですらこれなのだから
きっとハヤテのナギに対する感謝というのは
想像以上なのだろうなーと思ったりします。


で、そんなこんなで第18話なのですが
最近こんなファンレターが来ました。

『もしかしてハヤテ君がナギを泣いて謝らせ
三千院家の遺産を継いでハッピーエンド☆みたいな展開に
なるんじゃないですか?』

いやぁ、ハヤテには悪いですけど……
彼の未来がそんなに甘いとお思いかっ!(富野節)

実を言うとこの展開を予想するファンレターを
最近ちらほら見かけるようになりましてね。

たぶん帝じいさんの家に行ったときの話が
相当色々はしょってしまっているので
説明不足からどうも誤解を招いているようです。
スミマセン。構成力がなくて……

で、今週の話の中でもチラッと説明しましたが
ようするにアレは正当な後継者であるナギが継いでも揉めるので
とりあえず他のナギに血縁が近い『数人の人たち』(片手で余るくらい)
にも一応遺産相続のチャンスを与えるという趣旨のもので
見ず知らずの他人にも三千院の遺産をやるというような
趣旨のものではないのです。

だから万が一にもハヤテが遺産を継ぐことはないというか
ナギでも揉めるのにハヤテが継いだらもはや暴動が起こります。

では爺さんはどういう意図があってあの遺産相続の条件を
出したのかというと……
ん、まぁそれは今後の秘密ということで。

ヒント!

いやぁ〜色々網を張らないと悲惨な目って合わせづらいんですよねー。

あの爺さんがハヤテのためを思って何かやってあげる義理もないですし☆


あと、ナギと結婚したら借金は返さなくても良いのでは?
と言う予想もよくいただくのですが、
それがもはや夢物語な事も今週の話でわかってもらえるかと思います。

しかし……お金の話ばかりですな。
せっかく普段目立たないマリアにスポットを当てた話だったというのに……

まぁ、あと今週の話を読んでもらえれば
いったい誰のせいでナギがあんなにひねくれたのかも
よく分かっていただけるかと思います。



さて、それでは今週のお別れの前に
ひとつ皆様にお願いがございます。

えー
いよいよ今週の2月18日に
コミックスの第一巻が発売されます。
そこで皆様にお願いなのですが……

えー、単刀直入に言います。

是非、買ってください!!!

出来れば二冊くらいガバッと!!
これが売れないと色々大変なんです!
シャレにならないんです!!
友人と二人で夜の街をトボトボ歩きたくはないんです!!!
ですから本当に…… 本当によろしくおねがいします!

m(。・_・。)m


ボランティアだと思って!
人助けだと思って!! ぜひ! ……ね!

それでは〜☆