ストーリー&キャラクター
小学1年生の時、一家全員が事故に巻き込まれるも、自分だけ生き残った黄葉菜花。中学3年になった彼女が再び事故現場を通ると、なぜか大正時代へタイムスリップしてしまう!
そこで菜花は、自分と同じ「猫鬼の呪い」を受けた陰陽師の青年・摩緒と出会う。摩緒は、平安時代に崩壊した陰陽師の名家「御降家」の後継者争いに利用された生け贄だった。猫鬼の呪いにより不老不死となり、九百年生き続けた摩緒は、後継者候補だった5人の兄弟子と大正の地で再会する。
兄弟子たちの因縁を清算し猫鬼の呪いを解くために、摩緒と菜花は平安時代に起きた御降家崩壊の真相を追う!
隠されていた九百年前の闇が少しずつ解明されていく中で、因縁の元凶・猫鬼が動き出し、御降家に関わる者たちを罠に誘う。そして、不穏な日々の中でも、真っ直ぐな想いを失わない菜花にいつしか摩緒の心は動かされ二人の距離が近づき始める──
ふたつの世界が交わる地で、運命的に出逢った摩緒と菜花の大正怪奇ロマン!
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黄葉菜花(きば なのか)
大正時代にタイムスリップした少女。小1の時、商店街の陥没事故で大正時代に漂流し、“猫鬼” に呪われる。以来、妖の体に。
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摩緒(まお)
菜花が出会った陰陽師の少年。最凶の蠱毒(こどく)“猫鬼(びょうき)” の体を宿している。“猫鬼” を追い求める。
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乙弥(おとや)
陰陽師・摩緒の元で下働きをする式神の子。
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猫鬼(びょうき)
摩緒を呪い続ける猫の蠱毒(こどく)。人の体を乗っ取り生きる。陰陽道の禁書を喰らったことで「寿命を操る」術を会得している。
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華紋/朽縄(かもん/くちなわ)
摩緒のかつての兄弟子。大正時代では偽名・“朽縄” を使う。木の気があるものを操る術が得意。
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百火(ひゃっか)
摩緒のかつての兄弟子。火の気のあるものを操る術が得意。
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不知火(しらぬい)
都で「御降家」を名乗る陰陽師。水の気のあるものを操る術が得意。
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紗那(さな)
摩緒の師匠の娘。摩緒によって殺された?
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幽羅子(ゆらこ)
不知火の元にいる女。御降家の「呪いの器」であり、紗那と同じ顔を持つが…
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白眉(はくび)
摩緒の兄弟子。金の術を操るのが得意。不知火側につき、御降家再興を目論む。
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真砂(まさご)
水の気を操る実力者で、御降家後継者の一人。平安時代に絶命。なぜか亡骸は不知火が持つ。
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夏野
摩緒のかつての姉弟子。土の気があるものを操る術が得意で、平安時代では生き物を治す薬を作っていた。
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蓮次
不知火に雇われた暗殺者。通称 “送り火の蓮次”。月琴をいつも持ち、御降家秘伝の術「苛火虫(かかちゅう)」を扱える。
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御手園芽生(みたぞの めい)
不知火から「延命の庭」を預かる少女。怪しい延命術を扱う。
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宝生かがり
女学生で「呪い屋」の娘。針を使った呪いを扱う。白眉に付き従う。
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大五
摩緒のかつての兄弟子。土の術者。何者かに呪殺されたはずだったが…
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加神双馬(かがみ そうま)
代々、当主が体に獣を納める呪われた一族の者。獣を身に宿し、白眉に付き従う。
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流石(さすが)
不知火の下で働く水の術者。先祖は御降家に使えていた名家・水鞠家。