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田口ケンジ

Vol.36 /2013/06/12

 今週の『姉ワールドカップ』は、日本代表のW杯出場決定に合わせた久しぶりのサッカー回。あのオーストラリア戦があった夜、近衛家はこんな様子だった……という感じのお話です。

 この回の原稿を描いていたのは5月下旬で、もちろんまだW杯出場は決まっていない状況……でも圧倒的優位な勝ち点差だったので「さすがに大丈夫だろう」と決め打ちして描いた次第です。もし負けていたらエグイことになっていたと思うので、日本がW杯出場をすんなり決めてくれて、皆さんとはまた違った意味でホッとしましたよ。
 それも、ああいうちょっと劇的な形で決めてくれたのも、今回のお話とちょうどリンクしていて良かったです。これが他会場の結果で決まったり、スコアレスドローだったり、余裕の通過だったりしたら少し合わなかったかなぁと。そういう意味では、本田選手じゃないけど「『姉ログ』持ってるなぁ」と感じましたね。

 それにしても今回の予選も正直、危なげない通過でしたねぇ。ドーハの悲劇やジョホールバルの歓喜があった90年代を知らない若い世代の方々は「W杯出場なんて余裕じゃん?」と思っているんでしょうかね。うーん、ジェネレーションギャップ。

 あと僕が気になるのは欧州予選と南米予選。スペインはしっかり1位通過できるのか、微妙に危ういポルトガルやイングランドはどうか、トルコやウルグアイは大丈夫なのか……などなど気になります。
 前回W杯で日本を破りベスト8になったパラグアイが南米予選最下位でほぼ突破不可能だったり、同ベスト4のウルグアイが大ピンチだったり、日本と同程度の力量であろうチェコ、デンマーク、アイルランド、ルーマニア、ギリシャ、ポーランドなどが厳しい状況を見ると、世界の苛烈さ、アジア予選のレベルなど色々考えてしまいますね。
 まあ日本のW杯出場が決まってめでたい状況の今、こういうことを語るのも野暮というヤツですけど(苦笑)


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