田口ケンジ
Vol.176 /2016/04/20
今週の『姉ログ』は300回&最終回!
前回から2年後……女子大生となった靄子が、高3へ進級した輝に対し、相も変わらぬ妄想劇場を繰り広げます。
何やらデジャヴを感じるであろう冒頭は、なんと初回第1話とまったく同じ流れ。何年経っても近衛靄子は変わらない、ということなんでしょう。さすが止まらないモノローグを3年半も続けてきた妄想姉さんです。
2012年9月から始まった『姉ログ』……このバックステージも、第一回から毎週欠かさず更新してきました。
第一回の初コメントを抜粋してみると……
この漫画は「弟に求婚され、かつ欲情もされていると思い込んでいる姉が、そんな弟の魔手から逃れるべく奮闘したり、パニクったり、なんかモヤモヤしたりする」お話です。
描いた人間の正気を疑うようなあらすじですが、内容に嘘偽りないので仕方が無いところです。
作者の趣味嗜好がガッツリ盛り込まれたショートコメディーですが、これからどうぞよろしくお願いします!
…こんなことを書いていました。凄い、今と全く心境が変わっていない(笑)
というか改めて、こんな出オチみたいなあらすじでよくもまあ300回も描いたなと、我ながら感心します。それもアシスタントを使わずに。
元々サンデーで連載する気が無かった、ネット上でのラクガキ目的で閃いた原案ですからね、『姉ログ』は。いやぁ~人間、肩肘張らずに自然体で勝負した方が成功しやすいんでしょうね。
常に初心で、常に楽しく、常に自由奔放に3年半描かせてもらいました。
ドラマCDやファンディスク、OVAシリーズなど、貴重な体験をさせてもらったことも良い思い出です。
『姉ログ』に触れて「姉…ええやんか!」と、姉萌え属性に目覚めた人がいたならば、それこそが至上の喜びです。
今まで応援ありがとうございました!!
田口ケンジ先生の次回作にご期待下さい(自分で言うことか?)!!