あだち充
Vol.20 /2007/11/28
〜あだち番の独り言〜 第12回
読者の皆さん、こんにちは。落語は好きですか?
僕はこないだまで何の興味もありませんでしたが、今は興味津々です。
なぜこんな話をするかと言えば、
あだち先生が落語大好きだからです。
生まれてこのかた、まったく落語に興味のなかった僕ですが、
あだち先生の担当になってから、先生が
「落語は面白いぞ。俺も一番初めは小学生時代に親父が観ていた
テレビやラジオをいやいや眺めてただけだけど、すぐに面白いと
思うようになったから。だまされたと思って観てみな。」
と何度か薦めてくれていたのです。
それでも、何となく観る機会がなかったのですが、
2か月ほど前にTVで深夜にたまたま「千両みかん」なる落語を
観て「これは面白いな。」と思うようになりました。
そしてつい先日、あだち先生が貸してくれたDVDで
先生が大ファンの立川談志師匠の「居残り佐平次」を観て、
すっかり虜になりました。
落語は「人間の業」「キャラクターの魅力」の宝庫です。
さらに落語の魅力である
「粋なセリフ回し」
「ハッとするような演出」
「ふんだんに散りばめられる季節感や情緒」
「さりげない人情や不器用なやさしさ」
「秀逸なオチ」
………あれ?
これはあだちワールドの魅力と
全く一緒じゃないか。
と深夜に自分の部屋で妙に納得してしまいました。
というわけで、あだちワールドがお好きな方はきっと落語も好きになると思いますので、あだち充にだまされたと思ってご覧になってみてください。
ちなみに、あだち充先生曰く…
「年の瀬に落語聴くなら
やっぱり<芝浜>だよ。」
とのことでした。僕も早速これを観てみようと思ってます。皆さんも是非どうぞ。