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大柿ロクロウ

Vol.1 /2017/07/12

どうもみなさんはじめまして。
大柿ロクロウと申します。

このたび「週刊少年サンデー」という大舞台で漫画の連載をさせていただくことになりました。

これまで数えきれない程の名作が誕生、活躍した誌面に自分の作品がこれから毎週掲載されるかと思うと、万感の思いとともに、身が引き締まる思いであります!


この「シノビノ」という漫画の主人公「沢村甚三郎」という忍者は、なんと58歳なんですね。

少年誌なのに、58歳。

何故に少年誌の主人公で58歳という年齢にしたのかと思われる方も多いと思うのですが、
これは僕が設定で決めた訳ではなく、この沢村甚三郎さんが「実在の人物」だからなんです。


担当さんとの打ち合わせでこの沢村甚三郎という人物を主人公にしたら面白いのではないかという事になり、彼について調べるために伊賀まで取材にいったところ、
物語として描こうとしてる黒船来航の1853年当時の彼の年齢が58歳だったという事実が判明したんですね。

…じゃ、58歳で描こう。だってこの人この時58歳なんだもん…という話なんですよ。

58歳で少年誌の主人公かー^^;
…とは思いましたが
「じゃあこの人物を主人公にするのはやめよう…」とは不思議とならなかったんですね。

それはきっと、それくらいこの沢村甚三郎という人にワクワクしてたから。

絶対にこの人物、
「幕末に実在した、日本最後の忍者」を漫画として描きたい。

その想いは今でも強く強くあります。

年齢なんかね、大した問題ではないんですよ。大事なのは心意気!!

僕も初の週刊連載ですが、実はすでにかなりのおっさんです。…甚三郎よりは大分若いけど(笑)
なのでね、甚三郎に負けないように僕も連載がんばりますよー!

何故ぼくがこの沢村甚三郎という人物にワクワクしたのかは、第1話を読んでいただけたらきっとわかっていただけるんじゃないかなと思います。


これから毎週、ぼくと一緒にワクワクしながら読んでいただけたら幸いです。
どうぞみなさま「シノビノ」よろしくお願いいたします!