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若木民喜

Vol.35 /2006/08/30

夏休みも残り2日の皆様、こんにちは。
若木です。

今回は35話目です。今回もなかなか背景が大変でした。この回辺りは結構進行がキツくて、連載始まって以来初めてレギュラーアシスタント以外の、「ヘルプアシ」を頼んでしまいました。日によっては2人同時に来てもらって、机が足りなくて床にこたつ出してやってもらったりして。とても忙しかったですが、狭い部屋に人がぎゅうぎゅう詰めで仕事やっているってのは、合宿みたいで楽しいものです。昔、ボクがある先生の時にヘルプを頼まれた時は、6畳の部屋に4人がこたつに正座して24時間ぐらい作業しましたが、あれは結構死ねました。ヘルプに来てもらった方々にはホントに感謝してます。

ここ最近はずっと作画に時間がかかるようになっていて、2巻の頃は3日で終わった作画作業が4日でも終わらないという状況なのですよ。普通こういうのって、絵に慣れてきて段々早くなってくるものではないでしょうか。何で遅くなるんだろうなぁ。という訳で、拘束時間が長くなってうんざりしているであろうアシスタントの人達のモチベーションをどうやって維持するかってのが、ボクの最近のミッションなのであります。島本和彦先生が「苦しい状況において、作家は常に新鮮な教訓でアシスタントを鼓舞し、局面を打開しなければいけない!」とおっしゃってましたが、ボクも頃合いを見てひそかに買っていたケーキを差し出したり(ステキ!)、「ねえねえ、ゲレンデがとけるほどの恋したことあるぅ?」と執拗なまでに恋の話を強要したり(サイテー)、めちゃめちゃ大きなゲップを連発したり(最悪)、散々好きなまんがの話をさせておいてからそのまんがをけなし、激怒させたり(外道)して、アシスタントさんのモチベーションが下がらないようにしております。それにしてもボクのアシスタントの気持ちの引っ張り方って、どうにもカリスマ性が低いですね。


さて、私の近況ですが。

この間、お盆休みを取らせてもらったんですよ。2日間。貴重な休みです。決していたずらに過ごしてはいけない! そう思って、お盆休みに入る前に書いた前回のバックステージで、色々やりたいことを書いたんです。

さて、どれぐらい実現できたでしょうか・・・。一気に結論を申しましょう。

◆お盆休み星取表(実現=○、断念=×)◆

△世界の巨大恐竜博2006を見に行く
×自由が丘のケーキ屋をなで切り
×池袋にて一人映画祭
×大宮アルディ−ジャvsガンバ大阪を見に行く
△コミケ(3日目)
×「ダレンシャン」を読む
○暑中見舞いを書く
×ワールドカップのビデオを見る
×ワンダと巨像
×リッジレーサー6
×デッドオアアライブ4
×スプリンターセル
××××××××痩せる
×部屋を掃除する

おお、まあまあ実現してますね(どこが・・・)。△ってのが謎ですが。コミケには行った・・・人の話を聞いて、それで行った気になりました。毎度毎度夏コミの話は聞いているだけで息苦しくなります。後、世界の恐竜展に行・・・・こうと思ったんですけど。あんまり暑くて幕張まで行ったら五体が溶けちゃいそうなので断念。でも、上野の科学博物館に行って、そこの恐竜を見てお茶を濁しました。科学博物館はいつ行っても面白い。

とにかく遊ぶにも体力がいる。その体力がない! 加えて、こんなに暑いんですもの。幕張とかビックサイトみたいな遠いところ、行ったりしたら行き倒れになってしまいますわ。ゲームとかもやる気力もなく、結局、今回の休み、ほとんどの時間は寝てるか、2ちゃんねるとウィキペディアに入り浸る。

という感じのニート的な日々を過ごした訳でございます。ええ。夏と言えば、人生で一番輝く思い出が作れる季節だというのに、ボクときたら、名無しさんの休日ですよ。ま、まあ、次の休みこそ有意義に過ごしますよ。チャレンジ2万キロみたいなやつをやってね。

あ、でも、一つだけ実行しました。
読者の方に残暑見舞いを描きました。

ハガキでファンレターをくださった方には、空いた時間にちみちみと少しずつ返事しております。ファンレター、特にハガキで出してもらってる方には、ボクはすごく熱い気持ちを感じておりまして、なるべく多くの人に返事が出せるように努力しております。これからしばらくは、ボクからの返事は夏モードのハガキで帰ってくるかと思われます。


あれ? もう話すことがなくなっちゃった。
今回はお盆のみやげ話をするはずだったのに、もう終わった・・・。

んではー、本日はこの辺で。
夏休みも残り2日の皆様には、頑張って青春を燃やし尽くしてもらいたいと思います。


そうそう、最後にお知らせです。
下描きプレゼントは26日分の到着ハガキまでで締切とさせてもらいました。ハガキを出していただいた方、どうもありがとうございました。これから(おっとりと)抽選と発送作業をいたしますゆえ、どうぞお待ちください。