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藤田和日郎

Vol.56 /2013/09/04

こんにちは!
久しぶりですね。
ここに更新がないとご心配の皆様、どうもすいませんでしたね。(笑)

「月光条例」のクライマックスに向けて、ガシガシとぶっ描いておりますことは、サンデー誌面でおわかりかと思いますれば、何とぞご容赦いただきたく存じます!m(._.)m

さて、やりたい放題の最新「月光条例」24巻には、ハヤカワ文庫のタニス・リー先生の「闇の公子」(浅羽莢子さん 訳)からの引用をさせていただきました。

これが大好きな作品でねえ。
もう昔の作品なんですけれど、暗黒の悪いことばっかり考えてる魔王のオムニバスです。最後、常に魔王の残酷な遊びの道具にすぎなかった「人間」が大ピンチになった時に、魔王がね……。
もうカッコいいんですよー。

「すべてがしあわせに、あるいはせめて正義が行われて終わる物語が聞きたい。」

とは、あまりメインの筋書きに絡んでくるセリフではないのですが
上手く行くことばっかりじゃない現代に生きる我々の叫びではないでしょうかね。

「月光条例」もそういう「物語」を目指して参りたいと思ってますよ!

タニス・リーの作品としては、他にもキラキラ輝く極上エンターテイメントファンタジーの名作。「幻魔の虜囚」「闇の城」「月と太陽の魔導師」「冬物語」「死霊の都」等があります。

どれも、アニメや漫画では味わえないファンタジー味でワクワクしちゃうこと請け合いです。でも、出ているのかなあ。出してください。m(._.)m

では、まだ暑い東京ですが、この夏を乗り切ってまた元気でお目にかかりましょう!


藤田和日郎