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藤田和日郎

Vol.60 /2018/04/11

こんにちは。藤田和日郎です。

いやー。「双亡亭壊すべし」応援ありがとうございますね!
連載し始めてこのかた、夢中でやってきましたけれど、皆さんに受け入れてもらえて、何とか続けられています。
現在、ラストのクライマックスの章の直前くらいまでストーリーは行っているつもりですよ。
あと一山、二山あるんだけどね。

「双亡亭壊すべし」はそんなに長い話ではありません。
一気に駆け抜けたいと(自分ではσ(^_^;))思っているのです。

今はヤドリギ隊長以下が、大活躍しているわけですが、すぐにあの泥努や主人公のタコハにストーリーの中心は、戻って行くのでご安心を。(笑)

そして
「からくりサーカス」アニメ化!

おおう!
サクシャもビックリ!
((((;゜Д゜)))))))

アニメ化した「うしおととら」を作ってくれたVOLN(ヴォルンと呼びます)がやってくれるので、自分としてはとっても嬉しいのです。
すごく細かく訊いて来てくれて、仕事ぶりがとても丁寧だからです。

あとは内容ですが、構成は自分がやりますので、これはどう転んでも「からくりサーカス」になるしかありませんわね。(笑)
「からくりサーカス」は自分が9年間描き続けた、全8000ページの漫画ですから、構成するのも自分がやらないとダメでしょう。
でも、長い長い…………。( ̄▽ ̄;)

これをアニメの全36回にまとめるのは、えらいことです。
でもやります。
やって、初めて「からくりサーカス」を知る方にも楽しんでいただきたいのです。

アニメ「うしおととら」も回数によって、残念ながら描かれなかったエピソードがありました、しかし、うしおととらの本筋の面白さがきっちり実現できていて自分としてはとっても満足でした。
こんな幸せはもうないだろうなあ!と思えるくらいに。

今回もやりますよ。

回数やページ数に縛られるのは、漫画家の始めからの運命ですからね。
その回数の中でどれだけ面白いものを描くかが、漫画家の勝負のしどころなのです。
(連載をやってても、いつも、ホントはもっとページ数あったらなあ、とは思いますけど。(笑))

きっと面白くなると思いますよ。

昔、むがががと「からくりサーカス」をサンデーで描いていた時も、「絶対に面白くするんだ!」と思って描いていましたので、今その気合いと思い込みで構成しているアニメが、そうならないわけがないのです。

この気合い、なかなかに重要なんですよ。(^_^)

皆さんもアニメ「からくりサーカス」どうぞ楽しみにしててくださいねー!

藤田和日郎