田中モトユキ
Vol.1 /2000/08/02
日本バレーチームは、男女ともシドニーへの切符を得ることはできませんでした。女子は史上初、男子は2大会連続の予選落ち。
決して日本が以前より弱くなったのではありません。外国勢が強くなったのです。
かつては力まかせの外国勢に対して、日本は新技術を開発して勝利を収めてきました。しかし、その技術を外国勢が身につけている現在、日本のおかれている立場は厳しいです。
日本に有利に働くかと思われた新ルールも、肉体的負担が軽くなったことよりも、精神的重圧が増加したために、厳しい"プロ"のリーグで鍛えられている外国選手の方が、力を発揮していたと思います。
でも日本のバレーが今でも世界のトップレベルであることは確かです。外国勢との差は、僅かなものだと思いますし、それこそが"要の探し求めるもの"なのかもしれません。
バレー王国復活の日が1日でも早くおとずれることを願います。