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サンデー作家陣

七月鏡一

Vol.1/2012年3月14日

 どうもみなさん、お久しぶり!
 七月鏡一です!
 いや本当に久しぶりですね。ここに出るの。
 最後に「少年サンデー」で仕事したのは、原作のお仕事は2004年の上川敦志先生との『ロボットボーイズ』、脚本の参加で2006年の皆川亮二先生の『D-LIVE!!』ですから、もう6年ぶりになります。
 ついこの前って気もするんですけど、こっちの気など知ったこっちゃない時間の速さのすごいこと!
 小学館の携帯コミックサイト「モバMAN」で、藤原芳秀先生の作画で『JESUS砂塵航路』という作品をもう3年近くやっているせいかも知れません。これは私の「少年サンデー」連載デビュー作『JESUS』の正統な続編なんです。
 それについ先月まで『怪体真書φ』の険持ちよ先生と「小学三年生」で『ポケットモンスターBW グッドパートナーズ』という漫画もやっていました。

 さて、この度久々の「少年サンデー」で、『新暗行御史』『DEFENSE DEVIL』の梁慶一先生を作画に迎えてスタートしたのは『AREA-D 異能領域』なるタイトルの作品です。
 実は作品の企画を立ち上げてから一年近い時間がかかりました。
 パソコンの中の『AREA-D』の企画と設定を最初に書いたファイルの更新日時を今見ると2011年2月22日とあります。
 そして原作原稿の第1話の第1稿のファイルの更新日が4月30日。
 この日付が何を意味しているかお分かりですか?
 最初に作品のアイディアを考えてから実際の第1話を書き上げるまでに、私は2011年3月11日の「東日本大震災」を経験しているんです。
 そして原稿の決定稿となる第5稿の更新日時が6月17日です。
 震災直後のこれからどうなるのか分からない不安の中で私は第1話を書いたんです。
 あの「3.11」から一年が過ぎました。
 あの時のことは今でもありありと思い出せます。
 仕事場の書籍の山が大崩落を起こしてえらいことになりました。
 TVのニュースに映る東北の都市を襲う大津波を見て茫然自失しました。
 東北にいる友だちは無事だろうかと気が揉めました。
 外に出てみればコンビニもスーパーも食品はほとんど売り切れ。
 大通りは交通機関がマヒしたために徒歩で家路を急ぐ帰宅困難者で溢れていました。
 更にそこに追い打ちをかけるように福島の原発の事故。
 あれから一年が経ったというのに不安は消え去りません。
 読者の皆さんの中にはあの津波をまさに経験したり、原発の不安の中で悩んでいる方もいることでしょう。
 この「3.11」を経験したことが私の原稿に影響したかというと、もうもろに直撃しました。
 地震も原発も出てこないし、全然そうは見えないかも知れません。
 それでもこの『AREA-D』は私が「3.11」を経験して思ったこと考えたこと抱え込んだことを叩き込んだ作品です。

 今年2012年は、私が「少年サンデー」で初の連載を開始してから20年目です。20年目の節目にスタートするにふさわしい入魂の作品にしたいと思っています。
 応援をどうぞよろしくお願いします!


(画像:1968年夏スコットランドで撮影された七月鏡一とされる写真。後にただのUMAと判明)※ mixiアプリ記憶スケッチにて作成)

プロフィール

七月鏡一 (ななつき きょういち)

7月30日生。北海道出身。血液型O型。
第一回少年サンデー原作大賞入賞作『アウトサイド・ソード』(作画:工藤奏一郎)にてデビュー。
代表作『ジーザス』(作画:藤原芳秀)、『ホタルロード』(作画:西沢一岐)、『ロボットボーイズ』(作画:上川敦志)、『JESUS砂塵航路』(作画:藤原芳秀)他。
『ARMS』『D-LIVE!!』(ともに皆川亮二)に原案協力。
2012年15号より『AREA-D 異能領域』(作画:梁慶一)を連載!

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