ストーリー&キャラクター
『天空の飛行都市』への憧れを抱いていた少年・ラシルはある日、機械兵集団に狙われていた少女レアナを救う。彼女は飛行都市アリアドネ皇国の皇女であり、ラシルはレアナを守る “蒼穹の騎士” に任命される。自由と未知なるものを求めて旅立った二人はその道中で多くの仲間と出会い、 “原初の光” を求めて冒険の旅を続ける。
一方、アリアドネ皇国では軍によるクーデターが勃発。皇国の最高戦力である「セブンスソード」のうち軍側についた者たちによって国王は軟禁され、皇女レアナは彼らに命を狙われることに。
やがて、飛行都市とは10年後のこの世界の姿であること、レアナは大帝バルバロスの娘“ピピ”であることが判明した――その10年後の世界で侵攻を重ねる飛行都市バルバロスが次に狙うはアリアドネ皇国。その陥落が間近に迫っていることを知ったラシルは、この世界のバルバロスを倒し未来を変えることを決意する。
一行は、光の領域グラナガの近くのビオーヴ王国が「失われた11人」の一人を手に入れ、自国の戦力にしようとしているのを知り、救出に向かう。辿りついたビオーヴ王国は、失われたフォトンキャリアーを自らの手で造り出そうとしていた。その組織力の前にラシルと仲間たちは苦戦を強いられるが、絶体絶命の状況下で、ラシルの内奥が目覚める……!
世界から狙われはじめた蒼穹の騎士と皇女の冒険は、力強く前へ前へと進んでいく。
冒険者たちが翔る、新たなジュブナイルファンタジー!!
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ラシル
「天空の飛行都市」への憧れを持つ少年。人里離れた地で家族と共にひっそりと暮らしていたが、レアナと出会ったことで運命が変わり始める。光子エネルギーを利用して高速に動くことができ、機械兵を一撃で破壊する戦闘力も持っている。実は戦時中に生み出された人間兵器。光子の所有者(フォトン・キャリアー)。
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レアナ
「天空の飛行都市」から地上へ降りてきた少女。実はその都市国家・アリアドネ皇国の正統な皇女。王族の責務として、会ったこともない婚約者がいる。だが鉄と機械にまみれた都市国家で育った彼女は、結婚を前に逃亡。地上の人間以外の種族、山や海など、見たこともない世界を見たいという切実な願望を持つ。
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ルルロラ
ラシルの事を慕っていた幼なじみで、“失われた11人” の一人。記憶を失っており、“迷宮の森” にて魑魅魍魎を従える女王になっていた。ラシルとの戦闘に負け、一行に加わることに。
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ポポル
ギサウ族。ダット博士と共に盗まれた古文書をジウラから取り返すために、この地を訪れた。高い能力を備える特殊な存在 “角を持つ兎(アルミラージ)” である。
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ノイシュ
幼少期にラシルと同じ時間を過ごした “失われた11人” の一人。ラト族のもとで竜退治に参加しながら育った。ラト族の女性デオドラに好意を寄せている。
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ロックウェル
“灰燼” の忌み名を持つ戦士。アリアドネ皇国の国宝である7つの聖具を携える7人の最高戦力「セブンスソード」の一人。
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カリギュラ
幼少期にラシルと同じ時間を過ごした “失われた11人” の一人。皆に慕われる姉のような存在。7剣に襲われていたルルロラとノイシュを救う。少し、言葉が刺激的。
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レーヴ
アリアドネ皇国王家直属近衛兵の長。レアナへの信愛の情は厚い様子で、力づくでレアナを取り戻そうとしていた。
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マクギャリック
“虚空” の異名を持つ戦士。アリアドネ皇国の最高戦力、セブンスソードの一人。
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ハザン
力のみを欲する角を持つ兎・アルミラージ。7剣のひとりマクギャリックとの死闘の末両腕を失うが、自らの理想とする蹴りを完成させる。
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カグラ
ラシルたちと施設で過ごした11人の一人。攻撃よりサポートが得意で、光子エネルギーを他の光子の所持者に分け与えることができる。ノマドの街で再会した。
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グラディアス
両腕を武器にしたキャリアーアームズを持つ「赤腕のグラディアス」。ジーク、アリア―ドと共にバルバロス帝国を滅ぼして大戦を終結させた三英傑の一人。
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ジーク
三英傑の一人。6年前、幼いラシルを戦場で拾い、ともに暮らしていた。
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ピピとメメ
2年間行方不明になっていたジーク(じいさん)が連れてきた双子の少女。大帝バルバロスの娘。
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バルバロス
先の大戦を引き起こしたバルバロス帝国の大帝。帝国は滅亡したが、大帝は現在行方不明。ピピ(レアナ)とメメの親。
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ディヴァ
アリアドネ皇国の王家直属近衛兵の一人。レーヴと行動を共にする。
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ハイドロ
失われた11人の一人。大戦終結後、フォトンキャリアーのせん滅命令が出され、仲間たちは散り散りに。カグラとともにラシルの兄に窮地を救われるが、戦場から逃げ出す途中で捕獲されてしまう。
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フォン・デ・グリデル・ビオーヴ
ビオーヴ王国皇帝。かつて光の力をもって繁栄したビオーヴ王朝の末裔。