WEBサンデー

MENU

まんが家バックステージ

サンデー作家陣

若木民喜

Vol.45/2006年11月8日

ボクがテレビ見なくなった途端、エスパルスに快勝とは・・・。
もうガンバサポやめたろ。

日ハムのにわかファンになるつもりです。

何しろ、ボクが初めて買った野球帽はオレンジのファイターズキャップ(なつかしい!)だったんですから。関西圏の子供でこんなのかぶってるヤツいないって。これだけでも日ハムファン認定されてもいいってもんだ。まあ、「球道くん」が好きだったってだけなんすけど・・・。もう生まれた時からハムファンと言い張る準備は万端でえす。一番好きな選手は柏原(球道くんの時代の選手しか知らん)。

こんにちは。新庄と同い年の若木です。
あちらは17年働いて引退で、こちらはまだ仕事始めたばっかりかよ。

今日は45話でえす。トライアッド編がこれで終結・・・と思ったら。何だか来週はまたいろんなことが起こりそうです。今回は背景を一か所ボクが描いています。1話目を除いて、「アルバトロス」で全く背景を描いていませんでしたけど、今回はちょっと余裕があったので、久しぶりに背景を描きました。どこかというと、見開きでトライアッドのテラスが崩壊するところです。いかがですかねぇ? ボクはアシスタント時代も、大体「ムードメーカー」担当だったので、あんまり腕には自信ないの・・・。背景を描くのは本当に面倒くさいもの! 背景を描いてくれるアシスタントの皆さんには頭が上がりません(イデミスギノのケーキをおごって、ご機嫌を取っております)。

そのアシスタントのみんなとも、出会って1年になりました。つまりアルバトロスが本格始動して1年ということになる訳ですな。最初の読み切りから数えると、この話とは、もう3年ぐらいのつきあいになります。

人生でこんなに長くつき合っているものって他に何かあるだろうか。てな話に仕事場でなりまして。

ボクは長く続けたことがないって点では自信があるんですよ。この間のバックステージで、数日で止まっている日記(しかも、大半の日記の冒頭に「オレは今回こそやる!」という怒濤のマニフェスト序文が付いているところが悲しい)を何冊も持っているという話をちらりとしましたけど。何をしてもすぐに飽きるんですよ。中学生の時にドラマーになりたくなりまして、お年玉で練習用のドラムセットを買ったんですけど、ものの数か月で断念しまして、知り合いに売り飛ばしました。その前の年は、「オレはプログラマーになる!」と思い、これまたお年玉を全部使ってヤマハのMSXをMIDI用のキーボード付きで人から買ったのですが、テープロード(古い話だなぁ)が余りにも長くて、ゲームを2回やっただけで飽きてしまい。またも即知り合いに譲渡。このバックステージで話したことでも、脂肪燃焼スープ飽きて断念。縄跳びも足痛くなってやめ。いつもやる気はものすごくあるんですけどねぇ。すぐにくじけるタイプのやる気なんですよ(それをやる気というのだろうか?)。

唯一ちゃんと遂行できたのって、ま、「へちま加持」ぐらいです。

「へちま加持」ってなんじゃい? あるんですよ、へちまにお祈りする昔ながらの加持祈祷が。へちまを地面に埋めて、「おんあぼぎゃーびるしゃなまかぼだらまにーはんどまじんばら・・・」ってな真言を唱えてお祈りするんですよ。喘息に効くらしいです。ボクは子供の頃喘息持ちでして、へちまにお祈りすれば治るって言われて、お寺からへちまをもらってきては地面に埋め、毎朝「おんあぼぎゃー!」「おんあぼぎゃー!」と何年も何年もやってました。なんで、これに限ってあんなに続けられたんだろうなぁ。

もしかしたら、「アルバトロス」は、そのへちま以来の長いつきあいになってるかも知れませんなー。

しかし、「アルバトロス」でボクは教訓を学びましたよ。人間、これと決めたら継続してやることが大事だということが。

お恥ずかしい話ですが、ボクは漫画家としても、すぐにくじける人間で! 編集者さんに山ほど叱られてました(どれぐらい酷かったかは、ここではとても言えん!)。初めて描いた漫画で新人コミック大賞の入選を取ったのが21歳。それから10年。2か月描いては半年失踪、また2か月やって数年失踪、みたいな蛮行を繰り返していた時は、ボクは漫画家として技術的にも地位的にも「全く」前に進みませんでした。10年間も! 当時の担当さんにも、「お前に賞金払って損した」って言われてたし。そりゃそうだ。

しかし、「アルバトロス」という着想を得、それから継続してやり始めた途端、1年でゼロ同然から本誌連載の企画に出せるところまで行ったのです。休まず続けてやることがどれぐらい力があるのか、よくわかる出来事ではないでしょうか。そういえば、喘息も治ってる(へちまのおかげかはわからんけど)。


みなさんも好きなことは、休まず続けましょう!
というお話でした。

では、また来週。

このページのトップへ