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サンデー作家陣

浦山慎也

Vol.11/2015年3月25日

『第十一話掲載後記』


桜は咲き、梅はほころぶ季節になりましたね(梅と桜で言い方が違うということを最近知った。ちなみに桜は散り、梅はこぼれるという表現を用いるそう)。僕は、単行本作業も終わり通常営業に戻りました。

さて十一話ですが、この回はネームが全然通らなくてヤでした。そもそも、社会科見学の話が描きたい、と担当さんに言ったら、何故かそのためにお金を稼ぐ話を描くことに。
まぁ、ここ最近三雲が出てきてなかったから、いいかなーともはじめは思ったのですが、あまりに没を喰らうと、(なにしろ僕が言い出したことではないので)、知らないよ!と思ってしまうのでした。
まぁ、今思えばクソみたいなネームだったので没って当然なのですが。
この時思ったことは、キャラクターの感情がつかめないと全く話が書けないし、つまらないということです。その証拠に、その時書いた三本のネームはどれも三雲のテンションが全く違います。つまり、その話でやりたい一貫した感情というものがなく、ただバイトをするだけの話だったんですね。そりゃ駄目だろうと。

余談ですが、スタッフにコンビニでのバイト経験のある人がいて、その人がすごくいいコンビニ内の背景を描いてくれています。

そんな感じです。十一話は。
上の画像は、十一話のネームでございます。
それではまた次回。さよ~なら~

以下、ここ何週か留保していた各話感想をやってみます。


『第八話追記』

昔からいろんなところにはまって焦ったことがあります。
風呂桶と壁の隙間に足が挟まって焦った。
保育園の柵を通り抜けようとして、頭が挟まって焦った。
理科の実験で、試験管に指を入れたら抜け無くなって焦った。
そんな原体験があって産まれたこの話だということを、この前思い出しました。

先ほどの、キャラクターの感情が理解できないと話が書けない、という意味では、これはすごく書きやすかったです。半分実話ですから。

あと、最後のページでリオンのおでこの傷を書き忘れてました。


『第九話について』

学校に行く話は何パターンかあって、それの最も当たり障りのないのがこれです(!)。
まず、クラスメイトに受け入れられるのか、否かで悩んで、後者のプロットも描いたのですが、結局やめて、前者の方にしました。まぁ、やめてよかったと思います。

若干、一話の焼き直しの感があるので、そうならないよう気を付けました。
あと、最初の方の漫画のシーン、漫画から現実に戻るところが分かりにくいと、友達に指摘されました。すいませんでした。もうちょっと絵柄を差別化できると思ったんですが、難しかったです。気を付けます。

あと、この話から、なんとなくリオンの頭身が上がったような気がします。周りの友達に合わせてひきづられたり、ランドセルを背負ったこと(あまり頭身が低いと逆におかしい感じになるので)とかの関係で。


『十話について』

これちょっとバランス間違えたなー、と思っています。三上君が、半ば自業自得とはいえ、ひどい目に合うのですが、それに対しての救済がないんですよね。本当は、最後にクラスの友達と仲直りするシーンを入れたかったんですが、ページの都合で入れられなかったんです。
そのシーンを入れるか、もしくは、入れられないなら三上君の役をもっとガキ大将とかのヤなやつに設定すべきだったなーと思います。上手い人がやったらもっと上手くできるんだろうなーと、なんかもやもやします。

ただ、僕の前の担当さんが、この話いいよと言ってくれたりしたそうで、あと親もいいとか言ってたので、僕が気にしているだけで、意外と悪くないのかもしれません。

あと、先週載せたネームのリオンの顔についてですが、担当さんにリオンが嫌なやつに見えない様に表情を変えた方がいいと言われて変えたのでした。

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