サンデーCM劇場 名作ミュージアム

七月鏡一
Vol.3/2003年7月9日

 さてさて、この度、新鋭上川敦志先生とのコンビにて始めましたる新連載。
 この作品、いつもの七月作品とはちょっとちがう。

 謎の組織、出てきません。
 超能力者、出てきません。
 傭兵部隊に戦闘ヘリ、出てきません。
 宇宙からきた金属生命体も荷電粒子砲も出てきません。
 義手を付けたボディーガードも教師のふりした殺し屋も出てきません。

 出てくるのはなに?

 ロボットです。

 ただし、このロボット、小説やアニメや他のマンガのSF作品に登場するロボットとはまったくちがう。
 この作品はサイエンスでフィクションしますが、SFではありません。
 これは読者のみなさんでも現実に製作出来る“自作ロボット”の世界です。

 誰だって、一度くらいは自分で何かのメカニックを作りたいと思ったことがあるはずです。ミニ四駆を改造したり、エレキットやレゴ・マインドストームで何かのメカニックを作ったりした人もいるはずです。NHKのロボコンを毎年楽しみにしている人もいるはずです。
 私は昔、工作少年でした。電子ブロックでモールス発信機を作ったり、田宮模型のモーターとギアを組み合わせてリモコンカーを作ったり。
 楽しいんだよ。何かを「創造する」ってのは。
 絶対に忘れないんだよ。そんな時間を過ごしたことは。
 そういう感覚を覚えている人、いるはずだよなあ。
 いまそういう感覚を味わっている人、いるはずだよなあ。
 AIBOやASIMO、すごいよなあ。
 けど、あれって自分で作るってものじゃないし…
 でも、あるはずなんだよ。
 工作少年が辿って行く何かを「創造する」世界への道が。

七月「いやー、そういうマンガ、誰か描きませんかねえ。
   絶対に面白いと思うんですよ。
   そういうマンガ、読んでみたいっすねー」
担当「じゃあね、あんた自分で書きなさい」
七月「えっ!?」

 かくして始まりましたる『ロボットボーイズ』。
 どうぞよろしく!


七月鏡一(ななつききょういち)
7月30日生。北海道出身。血液型O型。
第一回少年サンデー原作大賞入賞作『アウトサイド・ソード」(作画:工藤奏一郎)にてデビュー。代表作『ジーザス』(作画:藤原芳秀)、『ホタルロード』(作画:西沢一岐)。『ARMS』に原案協力。他、映画『エコエコアザラクIII』、ビデオ『学校怪談』、ドラマ『長い夢』など映像作品の脚本も手がける。少年サンデー2003年3号〜2004年14号で『ロボットボーイズ』(作画:上川敦志)を連載。

七月鏡一ホームページ 「BAR NEST OF GEESE」
http://www02.so-net.ne.jp/~july-m/


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