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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

久米田康治

Vol.32/2002年11月6日

 言いたい事はわかる。おまえのオチがヘビーローテーションだと言いたいんだろ。
 どうせいつも同じオチのヘビーローテーションですよ。かわりばえのない駄まんがを繰り返しお見せしてどうもすいません。
 そのくせ何度も何度も読みかえされる事のない一回限りで来週には賞味期限切れの読み捨てまんがですよ。
 単行本なんかで読んでいただくなんて恐れ多い事です。
 読み捨てられ、やがてサンデーには使い捨てられる運命。わかっているのです。
 今はやさしい言葉をかけてくれる人たちも、やがて僕も僕の作品の事も忘れていくのです。ああ。

 ああ、そんなやついたなあ、今何してんだろ、そんなふうに言われるだけ幸いの近未来。
 わかっているんです。自分は消えるまんが家、消えたまんが家にも取り上げられることもない駄まんが家、題名のない音楽会ならぬ、代表作のないまんが描きですよ。
 人は残酷に聞く。
 まんが家さんなんですってね、どんな作品描いてるんですか?
 はい、こぼちゃんです。返す答えは精一杯の寒いギャグ。

 最近ヘビーローテーションで見る夢は、すっごいロココ調の広い広間にこたつがおいてあるのさ。
 たぶん自分が座っているんだけど、少し床が傾いていてね、ゆっくりこたつごとすべっていくのね。
 ある程度まで行くと床が反対に傾いて戻っていくのね、そうすると元いた場所に別のこたつがあって、入ってる人が迷惑そうにこっちみてるんだよ。
 なんかすごく申し訳ない気分になったところで目覚めた。

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