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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

久米田康治

Vol.30/2002年10月23日

 でもね、ある程度売れる方程式はあるのです(ジャ●プとマガジ●はきっとあるとみた)。
 でも書き手がその方程式に組み込みようがない場合もあるのです。
 つまり0にいくらかけても0ってことですよ。とどのつまりぼくは0漫画家らしいんです。
 あれなんか売ろうと思ったりアニメにになるようにと画策したら大こけですよ。
 あれなんかドラマになるよう軽いラブを描こうとすれば、恥ずかしさに耐えられなくなり、一週間担当の電話にでない始末。あげくはギャグに逃げてちゃ売れようがないんです。
 かけても駄目だから、ちっぽけな足し算で点数かせぐんです。

 ここのウェブは少しは足し算になっているのでしょうか? 引き算になってはいないでしょうか?
 ぼくが生きながらえていくための方程式はあるのでしょうか?
 何を足しても何をかけても答えは死ですか?
 もし生まれ変わったらドラゴンボールみたいな話を描きたいなあ。
 そしてアニメにしてもらうんだ。
 たくさんのちびっこたちに夢を運び、なるべく目にふれないようにと、後ろの方にひっそり載せられる作品じゃなくて、雑誌が自信をもって巻頭にもってくるような尊敬されるまんがを描くんだ。
 そしたらみんな読んでね。
 来世のペンネームは
 夢ひろし。

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