WEBサンデー

MENU

まんが家バックステージ

サンデー作家陣

久米田康治

Vol.25/2002年6月26日

 考えれば考えるほど、自分に自由は不必要だと思う。自由になりたいなんて微塵も思わない。ああ、私はカゴの中の小鳥、空なんていらない。少々の水と、色んな色のついた餌があれば、それで十分。もう何も望まない。叶わぬ望みなら望まないほうがまし。いや、ボクが今まで何を望んだだろうか? いーや、ボク自身が望まれなかったんだ。「あんたなんか偶然できちゃったんだから」と望まれない子として生まれたり… 「あ、なんだ久米田来てたんだ」と望まれない同窓会に顔を出したり… 「まだやってんのコレ」と望まれないまんがを描き… そう、私は誰からも望まれずに生きてるゴミ虫。ゴミ虫が自由に振舞って何になろう? ゴミ虫が自由だろうが、束縛されようが、世間の皆様にはどちらでもいいこと。あー、誰からも気にされず、世間に何の影響もないゴミ虫ならば、自由なんて必要ない。

ゴミ虫、ゴミ虫どこへ行く?

生きる覇気もなければ、
死ぬ勇気もない。

ゴミ虫、ゴミ虫どこへ行く?

6月21日深夜3時 都内某デニーズにて

このページのトップへ