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サンデー作家陣

磯見仁月

Vol.38/2014年12月3日

グーテンターク!!
仁月です。
今週は増ページ、クロノ・モノクローム終局です。
はじまったのが去年の1号、そう、ちょうど1周年なんですよね。
ここまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
最終回の告知が出てから、たくさんの方から「なんで!?」「終わらないで!!」のメールをたくさんいただきまして、申し訳ないやら、ありがたいやら…。
仁月もとても残念ですが、未熟なりに描きたいものは描き切った気もするので、これにて幕引きとさせていただきます。
終わりは始まり。
次作に向けて精進させていただきます!!


さて、今回の写真。
オーストリアのウィーンにある、ベルヴェデーレ宮殿です。
女帝マリア=テレジアの父、カール6世に従事した重鎮、オイゲン公の宮殿で、宮殿前に広がる美しい泉と、よく手入れされた、温かみのある、美しい庭が印象的な貴族宮殿です。
形状が18世紀当時の貴族屋敷(ベルヴェデーレは大貴族の屋敷なので広いですが)の名残をよく残しており、おそらくは使用人や馬が使っていた建物や、脇の庭には菜園や小さなアーチもあり、当時の生活が忍ばれます。
貴族屋敷は現在も人が住んでいるもの以外は、失われていることが多く、ケンペレンやフィリドールの邸宅は、ベルヴェデーレとウィーンにある古い建物を再利用したオークションハウスをベースに、仁月が集めた文献や、現地で収集した18世紀の銅版画をもとに考証してデザインしています。

仁月は取材最終日、ここを訪れました。
オイゲン公はフランス出身で、フランス人です。
紆余曲折を経てオーストリアに仕え、数々の戦功をたてて、プロイセンなど諸外国からも一目おかれました。ハンガリー人でありながら、オーストリアに真摯に仕えたケンペレンを、彼に重ねたのかもしれません。
ベルヴェデーレは宮殿が小高い丘にあり、敷地が斜めになっているので、場所によってはウィーンを一望できます。
当日は目が覚めるような、爽やかな秋晴れ。
祖国の誇りを忘れず、異国や世界のために命を張った18世紀の人たちが、
どんな気持ちでこの美しいウィーンを眺めたのか、想像していました。


タークは1770年のデビュー後、短期間だけ活躍したのち、ケンペレンと共にハンガリーに戻り、彼の手で封印され、時代が再び活躍を求めるまで、幾年かの眠りにつきます。
最強を謳われた初代ドライバーの正体は、今も不明のまま。
できれば読了後、1話からループしてもらって、その後を想像していただければ嬉しいです。


単行本4巻は12月18日ごろ、5巻は1月16日ごろ発売です!
ツイッターやブログでは、しばらくはうんちくやおまけをぼちぼちしようかと思ってるので、よろしければ遊びに来てください。
反応・感想楽しみにしています。
ダンケシェーン!!!

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