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サンデー作家陣

磯見仁月

Vol.31/2014年8月6日

ハイス!!
仁月です。
ハイスはドイツ語で暑いという意味。
最近異常に暑い日が続いてて、スタッフと一緒に冷麦ばかりです。
最近、こいつをいかにうまく食べるかに、皆が邁進しています。
いまのとこ、しそつけめんか大根おろしが人気な感じ。


さて、クロノ・モノクロームも32話。
今回は少しですが、ネーデルラントが出てきました。
オランダは画家のフェルメールなどの残した民衆の風俗画が多く、連載の立ち上げの時代考証のかかりとして、資料で仁月がお世話になった国です。
台所や酒場、トイレなど、ちょっと18世紀よりは古いのですが、中世以降、16世紀近辺のヨーロッパの文化が見えて、数少ない貴重な資料として非常に面白いです。
16~18世紀のヨーロッパ文化に興味ある人は、見てみるのもいいかもよ!!

そして今回の写真はオーストリアの家具博物館の1枚です。
ヨーゼフ2世やルイ15世といった王様が出てきたので、彼らのような王侯・貴族階級が使っていた当時の椅子をピックアップしてみました。
実物を見るとわかるんですが、意外と小さいんですよねー。
これに限らず、王宮や博物館の家具やベットも、18世紀のものは全体的に小ぶりな気がします。
当時の人間の身長が、今より小さかったのと、ヨーロッパは季節に合わせて避暑を兼ねて住居を移動することが多かったため、お気に入りの家具は持ち運びしやすいサイズにしてたのではなどという説もあります。
家具博物館には折りたたみ椅子の他、車いすなど、18世紀にこんな技術があったのか!!と感動する家具がいっぱいあったので、マニアックに楽しみたい人にはとてもおすすめです。
個人的には館員さんがものすごく歴史に詳しくて、お互い言語は通じませんでしたが、歴史への熱意がお互いひしひしと伝わって、何だか熱い見学会でした。
ヨーゼフたちもこんな椅子に座ってたのかなーと、想像して楽しんでいただけたら嬉しいです。

そして水のチェス。
チェスは名言や格言をみるとわかるのですが、水にたとえられる表現が多いです。
どうも水につかってじっくり考える感覚に、似ているということらしいのですが、とても深い表現だと思います。
静かだけど冷たく、時に荒々しい。
そんな感覚の中で、とうとう何かをつかんだ黒六。
今後どんな成長につながるのでしょうか。


次号は33話。
修行回も変化を迎えます。
夏らしく、ちょっとひと肌脱げる回なので、夏休みのおともにどうぞ!
反応・感想楽しみにしています。
1~2巻ともども応援宜しくね!!

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