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サンデー作家陣

磯見仁月

Vol.27/2014年7月9日

オートヌ!!
仁月です。
フランス語で夏だ!!と叫んでみました。
いつの間にやら世間は7月。
仁月は7月が一番好きです。
夏っていいよね!!


さて、クロノ・モノクロームも28話。
今回の写真はウィーン最古のレストラン、グリッヒェンバイスルの1枚です。
レジャンスは最後はカフェからレストランになるのですが、こんな感じだったかもしれませんね。調度品に中世の剣や、歴代の有名な来客の、所縁の品々が展示されていて、ウィーンの歴史を凝縮したお店でした。
料理もとてもおいしかったので、ウィーンに行かれた際は、ぜひご賞味ください。


では今回のうんちくを少し。
この作品には珍しく、動植物の登場が多い回となりました。
オーストリアはもちろんフランスでもペットを飼う風習が広くあり、時には王侯貴族間で友愛の証として贈りあうこともあったとか。
特に人気があったのは必需品である馬を除くと、今も昔も変わらず犬。
モーツァルトも後々、ウィーンで飼っていたそうで、その絵画も残っています。
ですが、そこは身分差社会の18世紀。
稀に動物の喧嘩で、身分の高い方のペットが暴れて、他のペットを傷つけても涙を呑むしかできず、逆に身分の低いもののペットが暴れたときは、飼い主にまで累が及ぶこともあったようで、猟犬趣味の貴族にお仕えする使用人たちには、悩みの種でもあったようです。
ですが個人的にはガチョウとアヒルの区分について、そもそもなぜ区分するのかという、どうでもいいことに頭を悩ませた回でした(なぜかは検索してみてください)。


そして温室。
日本にはあまりなじみのない設備かもしれませんが、欧州では人気で、その歴史は古く、神聖ローマならぬ古代ローマまでさかのぼるといわれています。大航海時代以降は、遠いインドや東洋の植物も栽培されたそうで、ガーデニングが流行しました。
この時代、日本は江戸時代ですが、こちらも鉢植えで縁日がたったり、品種改良に勤しむ人が多く、海を越えてなお趣味を同じくする人々がいたというのは、どこか胸が熱くなる感じがしますね。


さて、次号は29話。
引き続き温室でのお話です。
反応・感想楽しみにしています。
単行本1~2巻も発売中!!!
応援宜しくね!!

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