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サンデー作家陣

磯見仁月

Vol.25/2014年6月25日

パルドン、ムッシュー、マダム!!

どうも仁月です。
先週2巻が発売しましたが、皆様お手にとっていただけたでしょうか!
ツイッターやブログに買いましたと報告くださった方もいて、感謝しきりです。
おまけもたくさんあるのでよろしくね!

さて、先週号より開幕しましたフランス編。
上記の言葉はフランス語で「すみません、旦那にご婦人。」といった感じの挨拶です。
日本語で「どうも」のノリに似てるかもしれません。
実は仁月、昔フランスに行ったことがありまして、レストランやホテルやらあちこちで、このセリフを耳にしました。
滞在中、たまたま逃亡犯とカーチェイスしてましたパトカーに轢かれそうになりまして、開いた車の窓から警官が、軽くウインクしながらこんな感じで挨拶をして、颯爽と走ってったのを見て、お国柄だなぁと思ったのをぼんやり記憶しています。

さて、そんな小粋なパリっ子で溢れるフランス。
今回の写真は仁月が昔フランスで撮ってきた、シャンゼリゼ通りの近くにある有名なパン屋さんです。
写真のように、とにかくおしゃれな店が多いフランスですが、その礎となったカフェやコーヒーハウスの最盛期が18世紀でした。
パレ=ロワイヤルという王家の分家の王宮があり、そこの庭園が一般にも無料公開されていたため、そこに議論するヌーヴェリスト(情報屋)が集まり、彼らのような客目当てのカフェが次々と展開されていきました。
その中の最も有名な店のひとつが、レジャンスであったといわれています。

レジャンスは非常に居心地がよかったという記録が残っており、当時ここに通っていた文人達の小説にもしばしば登場します。
落ち着いた質の良い調度品に座って暖かいコーヒーを飲み、静かに何時間もチェスにふける…。
向かいの庭園には美しい菩提樹や、木々の茂る小道、泉、ベンチがあり、そこを散歩する恋人や、書物や香水を売り歩く人々がゆったりと行きかう、思索にふけるには絶好の場所だったとか。
しかし時には稀代の有名人が現れると、人々が殺到しすぎて、警察がその有名人を立ち入り禁止にすることもあったそうです。

反面、悪質なカフェもあり、ケンペレンが今回いる怪しい店も、実際にあったカフェをモデルにしています。
実はこのカフェもパレ=ロワイヤルにあり、パリのカフェでは最低の地下カフェとして名をはせたのですが、裏のパリの名店として、これを知らねば何も見てないのと同じといわれるほどでした。
ちゃんと出せる機会があれば出したいですが、なにぶんオトナな店なんで、無理そうならブログか単行本でまた紹介させていただきます。


さて、そんなよくも悪くも時代を席巻していたパリのカフェ。
そこに現れたチェス界を席巻した人物と黒六が出会い、どんな対局が広げられるのでしょうか。
次号は27話。
ひきつづきレジャンスでのお話です。
反応・感想楽しみにしています。
単行本1〜2巻共に応援宜しくね!!!

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