WEBサンデー

MENU

まんが家バックステージ

サンデー作家陣

磯見仁月

Vol.22/2014年6月4日

マールツァイト!!
仁月です。
上のドイツ語は「食事」という意味。
用途としては「いただきます」と「ごちそうさま」の両方の意味を兼ねています。
日本みたいに分かれてないんですねー。
「いい昼食を」とか「いい昼食でしたね」の意味もあり、柔軟に使えるので、ドイツ語圏の方と食事するときは試してみてください。

さて、そんなわけでクロノ・モノクロームも23話。
ザルツブルグ編が終わり、舞台はザクセンに移りました。
日本の方には特にザクセンはなじみのない国ではないでしょうか。
オーストリアからドイツにかけての間に位置し、神聖ローマ帝国の領邦のひとつにあたります。
後に王国として独立しますが、1770年時点では公国なんですね。
この辺の変遷はものすごーく日本人の感覚ではわかりづらいので、また機会があればどこかで触れたいなと思います。

さて、そんなザクセン公国。
戦争でほとんど破壊され、18世紀の建造物のほとんどが残っていません。
ですが欧州が誇る名産品が残っています 。
マイセン磁器。
これは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

マイセン磁器は18世紀初頭、時の強王アウグスト1世(今回のアウグストさんとは別人物)が、金を作ることができると言っていた香具師ベドガーをドレスデンに招いたことから始まります。
ベドガーは8年間試行錯誤したものの、金を作ることはできず、その過程で生み出したのが磁器でした。
当時の磁器の希少価値は高く、それこそ金に並ぶほど。
1710年強王アウグストは磁器の生産を欧州中に発表すると同時に、ベドガーが誘拐されないよう、マイセンのアルプレヒツブル城に磁器工房を設け、万全のセキュリティーのもと 、磁器を作ってザクセンに莫大な富をもたらしたといわれています。

そんなザクセンのマイセン磁器の上においしそうなお料理。
今回の写真はウィーンの老舗レストランの一品です。
ウィーンは内陸部だけあって肉料理や煮込みが多く、魚も川魚が主流でした。
18世紀の料理文化の中では母のような存在で、欧州を席巻したフランス料理の数々やお菓子も多くがウィーン宮廷から伝わり、アレンジされたものが多いといわれています。
パンのレベルもヨーロッパ最高峰。
仁月も現地取材でいくつか賞味しましたが、意外とあっさりした味付けが多く、おいしくいただけました。
後、個人的にはウィーンのマクドナルドが異様においしかった。
日本よりおいしかったです。

さて、そんな素敵な食卓で起きた、大人の駆け引き悲喜こもごも。
ちなみに新キャラも実在の人物です。
名だたる大人たちの中で黒六はどうなってしまうのでしょうか。
次号も引き続きザクセンでのお話です。

単行本2巻も6月18日ごろ発売予定です!!
クロノ・モノクローム第1巻ともに応援宜しくお願い致します!!!

このページのトップへ