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サンデー作家陣

畑 健二郎

Vol.187/2008年6月11日

【第179話/開かれた奈落】

こんちゃーす!畑健二郎です。

気がつくと梅雨らしいですね。
外は雨が降ってますか?
僕はあまり外に出ないので分かりませんが
何となく暑くなってきたので早速クーラーを付けたら
クーラーが壊れていましたよ。

………………引っ越したい………

ま、そんな最中、今週は単行本の第16巻のカバーとかを
描きました!
印刷でどうなるかは分かりませんが夏らしい光の具合が、
なかなか爽やかな一枚になったと思っています。
なので発売されたらお手にとってご覧くださいね。
クーラーの代わりにはなりませんが夏のお供に
どうかよろしくお願いします!
一応、発売は来月の11日頃かな?

さて今週は下の解説が久しぶりに長くなってしまっているので
早速、今週の話に参りましょう!


−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−


ある意味ここからが本番なシリーズ第二話
「神様が棲むという城」

この辺りから今回のシリーズは
徐々になんだかよく分からない謎な描写が増えていきますが
基本的にはあまり気にしなくても大丈夫です。
気になる方だけ正解率1%の謎に挑む感じで気にしてもらえれば
嬉しい限りです。

ちなみに今週出てきた『王族の庭城』こと『ロイヤル・ガーデン』は、この漫画において初登場ではありません。
一体どこに出てきたのか、暇があったら探してみよう☆
「そこかよっ!」と意外と笑える部分にあったりするので。

さらに言うなら連載前のタイトル決めの段階で
『ハヤテのごとく!』という候補のほかに
もう一つ上げていた候補が『ロイヤル・ガーデン』というタイトルでした。

結局、色々考えた末『ハヤテのごとく!』というタイトルの方が
分かりやすいというかイメージが掴みやすいという事で
『ロイヤル・ガーデン』というタイトルは没となったわけですが
そのタイトルが示していたものが今回出てきたこのお城。

金持ちが作品世界の大きな部分を占める漫画を描こうと思った時
やはり最初、脳裏に鮮明に過ったものは
浅野さんたちの新曲『マハラジャになりたい』でも歌われているような
『黄金の城』でした。

そしてそこに棲む一人の美しい少女。

それがこのシリーズで本格的に出てきた縦ロールの少女
『天王洲アテネ』
一番最初の設定では
『三千院ナギ』と名付けられるはずだった少女です。

アテネは元々この漫画のメインヒロインとしてデザインされ、
それこそ、この漫画のために作られたキャラクターとしては
ほぼ一番最初に生まれたヒロインです。

お嬢様と執事の物語をやると決まった段階で
一番最初にイメージしたお嬢様像が彼女のような
金髪縦ロールで、フリフリのドレスを着てて、ちっちゃくて
偉そうで、ついでにアホ毛が生えてる少女でした。

しかし、連載前の構想段階で、単なるお嬢様と執事の物語では
どうにも上手く回らず、
そこであれこれ考えた末、大した理由はないのですが
『主を失った執事と、執事を失った主の物語』を話を進める土台というか、発想の起点となる設定の一つとしたら面白いのではないかと考えるようになり、ハヤテ、ナギ、アテネ、姫神の四人が徐々に形になっていったわけです。

まぁ、何かと欠点やらコンプレックスやらが多いナギの方が
話は作りやすかったという事ですな。
そんな理由でアテネは今のナギよりも先にイメージとしては膨らんでいたキャラだったのです。

で、そのアテネに関してですが来週くらいに段々どんな性格の子か分かってくるかと思います。
やはり最初だけとはいえ、一度は一番のメインヒロインとして考えようとした人物なので
作者的にはもの凄く思い入れや愛着が強いキャラなのです。

あと、この漫画であえてやってこなかったというその
『あえて』の内の一つが今回の最終ページのアレです(笑)
ある意味この漫画においてそれが『解禁』されたと言ってもいい感じです!

そこに至ったアテネの気持は、まだ今の段階では分かりづらいかとは思いますが、このシリーズが終わる頃には何となく理解して
もらえるかと思います。

それでは、なんだかえらく長くなってきたので今週はここまで。
次週もお楽しみにしておいて下さい!

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