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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

畑 健二郎

Vol.129/2007年5月2日

【可能性は無限に】


最近TVはBSを見ることが多いです。

なぜだかBSはやたらと環境映像と言えなくもない緩い旅番組や
世界遺産の番組をどんな時間でも大抵どこかでやっているので
それを一日中見てたりします。

正確に言うと仕事中に流しっぱなしにしているだけなので
ほとんど画面は見てないのですが緩い音楽とナレーションの
狭間で、ふと顔を上げると、そこに広がるのは雄大な青い海と青い空。
クリアブルーの世界は仕事ばかりで引きこもりがちの漫画家に
とって実に心地よいのです。TV画面ですが。

そんな中でもやはり南国はいいですね。
行った事ないけど。
フィジーとか最高。どこにあるかはガンダーラ並みに薄ぼんやり
ですけど。

いやー行きたいなー。
でも現在ゴールデンウィークの真っ最中だから本当に行ってる
人もいるかもしれません。
もしかしたら旅先でここを見ているかもしれません。

……くそぅ。

悔しいのでこのゴールデンウィークに旅行に行った人は写真でも
送るように。漫画家の心の力が回復するような素敵な写真を。
親とか恋人とかと取った楽しげなやつは除外の方向で。
ていうか今後使うかもしれないので資料写真で使えそうな
やつの方が良いです。
お待ちしております。

てなわけでこんばんわ、畑でございます。

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
これが掲載される頃、僕はどうなっているのでしょうか?
順調に仕事が片付いていれば良いのですが……。

そういえば、今月末にはハヤテの初・ノベライズ版が出ます。
ま、これを描いている時点でカバーすら描き上がっていません
けど……(スミマセン……)

さて、そんなわけで今日は良い機会なので
一応、アニメや小説など、今後さらに増える予定の他のメディア
で展開される『ハヤテのごとく!』について、少しだけ位置づけ
をハッキリさせておこうかと思います。

アニメをご覧の方はお分かりになったと思いますが、アニメと
原作は大きく違う点があります。
それは漫画があくまで漫画内の時間軸に沿う形で展開されて
いっているのに対し、アニメは実際の時間に沿う形で展開されて
いきます。
つまり実際の季節が夏になればナギたちも海にも行くし、冬も
暦どおりに訪れるということです。

小説はこの漫画では描かれることのない春休みに入った直後が
描かれます。原作の下田旅行を受けた話となっていますが、
小説の中の春休みは、やはり少し原作とは違う展開があったりします。

僕はこれをゲームにたとえるなら『選んだ選択肢が違う事に
より発生した、もう一つの展開』だと考えています。
同じキャラクターでも選択肢が違えば物語は少しづつ変わります。

だから漫画以外で展開されるハヤテは原作の漫画と
選ばれた選択肢が微妙に違う展開であるということです。

だから、それはもしかしたらあったかもしれない物語。

アニメも、小説も、ラジオ冒頭のミニドラマや、ドラマCD、
究極的にいえば同人誌やファンの方がネットで書いてくださった
小説などでさえも。もしかしたらあったかもしれない展開。
選択肢が違っただけの、もう一つの物語。

原作では選ばれなかった選択肢を選んでしまった事により、
イベントの発生が本筋である漫画と大きく変わってしまう事も
あるでしょう。
その結果、もしかしたら辿り着くエンディングすら変わって
しまうのかもしれません。

それがどうなるかはまだ僕にも分かりません。

ただ、トゥルーエンドは一つでもグッドエンドは複数あって
良いと思っています。

なぜならこの作品は、そういうものさえ許容できる作品世界で
あり、この作品を好きになってくれた方は、それさえも
楽しんでもらえると考えているからです。

なのでこの先、
様々なメディアで展開される『ハヤテのごとく!』をお楽しみに。
僕もどうなるのか楽しみにしています。

そして、いつかそれらを全部踏まえた上で、作品世界の終局を、
たった一つのトゥルーエンドという結末をこの漫画で
見せられる日が来ると……いいですね☆

なので小説の方ですが、発売されたら是非読んでみてくださいね。
なかなかこういう、人の作品の番外編的な話は作るのが大変なのに、快く引き受けてくださり、築地先生本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

今から気合を入れて挿絵やカバーを描きますので
よろしくお願いします。

さて、ということで意外と真面目な文章になってしまいましたが読者の皆様も今後ともヨロシクお願いします。

僕もその期待に応えられるよう、頑張って仕事します。
それではまた来週〜☆

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