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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

福地 翼

Vol.13/2009年7月1日

こんにちは。
最近改めて、ハーゲンダッツのクッキー&クリームは大発見だよなーと気づいた福地です。
なんなんでしょうね、あの間違いない美味しさは。
ハッピーターンくらい間違いないです。

えー、サンデー超はすでに発売中ですね。
今月も二話載ってるのでよろしくお願いします!

あ、でもクラブサンデーの方はなんか月二回更新らしいので、二本目は来週の金曜日に更新ですね。
どっちかというと今回はその二本目のほうがメインなのでおたのしみにー。


というわけで業務連絡はこのくらいにしてハーゲンダッツの話に戻りますね。

ぼくは基本的にハーゲンダッツはだいたい美味しいと思ってる派なんですが、(いや他にどんな派閥があるのか知りませんが)
そのなかでもクッキー&クリームは群を抜いて断然トップ。
俗に言うダントツというやつです。
初めて食べたのは確か高校の時だったと思うんですが、そのインパクトといったらなかったです。

これを作ったハーゲンダッツ開発チームの努力を考えると、ほんと頭が下がります。
だってこういうものって、僕たち食べてる側はもう完成品しか食べてないからあまり実感ないかもしれませんが、
実はその味にたどり着くまでに何百何千もの試作品を食べて、ようやくみつけた結果なんですよね。
チームの中にはアイス食べ過ぎてお腹壊しちゃって、アイスが好きで入社したのにアイス嫌いになっちゃった人とかもいるんですよ。(注・すべて筆者の憶測です。)

これに限らず、世界のあらゆる大発見はすべてその裏に厖大な量の試みがあると思うんです。
発見とはいきなりポーンと思いつくのではなく、こうかな?こうかな?と色々試して初めて手にできる宝物なんです。(注・これも完全に憶測です。中には何かの弾みでポーンと凄い大発見をする人もいるかもしれません。いや、確実にいるんですよねそういう星の下に生まれた人って。うらやましい。うらやましいし悔しいので、今回はそういう例は無いものとして話を進めますね。)

で、ぼくもこの連載を始めたとき、ひとつの発見をしました。

読みきり版のタッコクを読んでくださった方は覚えているかもしれませんが、ヒロインのカコには『ムーちゃん』という親友がいました。
連載版にも出てくる『ムーコ』のプロトタイプなんですが、連載用ネームを描こうとしたら、こいつがまあ全っっっ然動かないんですよ。
原因は未だにわかりませんが、そのせいもあってか他のキャラもなんかギクシャクしてどこかぎこちない感じに。
ぼくは基本キャラクターが動かないと話も転がせないので、そこで一回行き詰ってしまって・・・

で、とにかくここを乗り越えればいける、という変な確信があったので、もう八方手を尽くしました。
ネームも何度も描き直したし、考え付く限りのことをやりました。
でもやっぱりどうしてもそのぎこちなさが拭えないんです。
キャラの中身に問題はないはずなのに・・・

そんな袋小路にはまりかけていた時、なんとなくそれまで裸眼だったムーコにメガネをかけさせてみたんです。
教科書の偉人に落書きするあのノリです。ここまで来るともうかなり末期です。何してんだ自分って、一人ツッコミするレベルです。
そんな事で何が解決するんだよと思いますよね?


でも解決したんです。
嘘みたいな話ですが、それで万事解決でした。

つまりそういうことです。
人生もそう。
一見全てに行き詰ってるように思えても、必ずどこかに意外な突破口というのはあると思うんです。

ふと、クッキーとクリームをあわせてみたらおいしくなったアイスのように。
どうやっても上手くまわらなかったストーリーが、サブキャラにメガネかけさせただけで嘘みたいにグルグル動き出した卓球漫画のように。

あきらめるのは簡単です。
でも、あきらめなければ可能性はまだ0じゃないんです。
なにかをあきらめようと思っている人がもしいたら、この話を思い出して少しだけ視点を変えてみてください。
もしかしたら答えは意外と近くにあるかもしれないですよ?



話は変わりますが、前回のバックステージで「趣味が無いので何かお薦めの趣味があったら教えてください!」と書いたら、それに対するメールは一通でした。(笑)
それも残念ながらちょっと現状では難しそうな趣味だったので、とりあえず今は仕事一本に力を注げという神様のお告げだと思って頑張りたいと思います!



いや、あきらめたとかそういうのじゃなくてね?

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