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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

藤田和日郎

Vol.32/2008年6月25日

 こんにちわ。
6月21日、横浜の有隣堂の西口店コミック王国でサイン会をやってきました。
いや、本当にね自業自得でね。絵とサイン入れてたら、1時から、8時近くまでかかっちゃった。それにつきあわされた、読者の方々、担当編集、営業、書店の方、本当にお疲れさまでした! イヤ、カッコつけてるワケじゃないよ。オレもそれは疲れないワケじゃありませんがね、久しぶりで、ものスゴイテンション上がったので、あっという間だったんでね。
しかも、来て下さった方が、どの方もどの方も本当にいい人達でね。オレの『うしおととら』『からくりサーカス』『邪眼は月輪に飛ぶ』から『黒博物館〜スプリンガルド』、短編集『夜の歌』『暁の歌』まで読みこんでくれているんだ。『からくりの君』の蘭菊姫を頼まれた時には大ピンチだったけど、その方はコミックスを持って来てくれてた。セーフ。マナジリという忍者は大丈夫、描けた。パンタローネも、阿紫花も、紫暮もまだOKだったが、真由子とミンシアが危険だったのがショック。最終的には描けたけどね。ナルミやうしおやとらは、もうノリノリなんだけどなァ。特にうれしいのは、月光やエンゲキブを頼んでくれた方、いっしょに今やってる連載の感想も聞けるものね。漫画家は新連載が一番気になるのはあたりまえですから。月光やエンゲキブ、ハチカヅキがイケてるのかイケてないのか聞きたかったんだ。イケてるらしくてありがとう!
兄弟姉妹で来てくれたり、遠くから来て下さったり、夫婦、カップル…友人同士。長いこと漫画描いて来たら、本当に色々な方に読んでいただいていたんだな。それが強烈に実感できました。だからサイン会はいいや。日ごろ机に向かって仕事ばかりしていると、どんな人が読んでくれているのか、全くわからなくなってしまいます。ひょっとしたら世の中の人は自分の漫画なんか読んでないのかもしれない、そうなったら自分のエゴとかが出て、顔の見える、近くの人達についわがままをバラまいてしまいがちですが、読者の方と握手したり、写真を撮っていただいたりしてると、自分の描いたモノの影響というものが、もう自分の想像を越えているのだなと実感します。
だからこそ、日々ガマンしてちゃんと漫画に向かわなければいけないなと思います。
実はこの日、息子の小学校の先生から、「漫画の描き方体験教室」をお願いされていたのですが、サイン会のためできませんでした(過去に2回ほどやっているのです)。
父兄のつとめとして当然先生のマネごともやらねばならないのですが、サイン会も自分にとってはいつも得がたい喜びなのです。「漫画の体験教室」は、また、やらせていただきましょう。
ああ、楽しかった。
メッセージカードも、お手紙も、全て読ませていただきました。月に関係するおかしやおみやげ、お花もありがとうございました。
皆さんが自分に様々な良いものをくださったので、藤田和日郎は今週も、ちゃんとワルイコトやイイコトみなぶちこんで、面白漫画(のハズ)を描いていけるんだと思います。
ありがとうございました。
今回は、タイアードハイの中舞い上がって、サイン会のことばっかり書きました。
今週の土曜は、大阪のサイン会に参ります。
よろしくお願いしますね。

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