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サンデー作家陣

あだち充

Vol.36/2008年3月19日

〜あだち番の独り言〜 第28回

読者の皆さん、こんにちは。
髭男爵がすっかり人気者になってしまい、
うれしいけれどちょっぴりさみしい
あだち先生と僕の今日この頃です。
島本先生の言葉を借りれば、
「俺だけの髭男爵じゃ
なくなった――っ!!?」

という気持ちでしょうか。

そして世の中は春、ですね。
通い慣れた通学路、校舎、教室、友人たちとの別れ。
新しい学校、街、友人たちとの出会い。
進級、進学、就職、クラス替え―――
あだちワールドでも出会いと別れの「春」は
何度もせつないドラマを生み出してきた季節です。
そんな心ざわめく季節・春の代名詞と言えば、
なんと言っても「桜」ですよね!

なのに、あだち先生は
「桜」がちょっぴり苦手なのです!


「桜は美しさが大げさすぎるよ。綺麗と感じるより先に、
薄気味悪さや怖さを感じる。それなら、道ばたに
咲いてる一輪の名もない花の方が、可憐で風情があると
思うんだけどなぁ。」
ちなみに僕も全く同意見で、夜の桜並木などを
見かけるとゾッとしてしまいます。
咲き誇る夜桜を見上げながら
「過剰な美は、人間に緊張と不安を強いるものなんだなー。」
などと思ってしまうのです。

咲き誇る桜よりも、路傍に咲く一輪の名も無き花。

そんなあだち先生の美意識にこそ、
あだちワールドの真髄があると僕は思うのですが、
皆さんはどう思います?

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