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まんが家バックステージ

サンデー作家陣

あだち充

Vol.16/2007年10月31日

〜あだち番の独り言〜 第8回

読者の皆さん、こんにちは。
先週に引き続き、喫茶店についてのお話でございます。

あだち先生と僕の喫茶店の好みが100%一緒である、
というお話までさせて頂いたと思います。

さて、そんな僕があだち先生の担当になった当初、
それまで使われてきたあだち先生の打ち合わせ場所が
あだち先生と僕の好みからほど遠いことに愕然とした僕は、
打ち合わせ場所をどうしても変えたいと強く希望しました。
その場所では、あだち先生の頭脳に
面白い漫画を生み出すイマジネーションが湧くとは
どうしても思えなかったからです。
すると、あだち先生は言いました。

先生「20年ほど前まで俺が毎日のように通ってた喫茶店に行ってみるか?」

練馬区某所にあるその喫茶店に案内された僕は衝撃を受けました。

「聖地だ!ここは漫画の神様が作り出した聖地に違いない!!」

それほどその喫茶店は漫画の打ち合わせに理想的でした。
聞けばその喫茶店は、若きあだち充が毎日のように通い、
「みゆき」や「タッチ」のネームを創り出した
あだちワールドの原点のような場所でした。
しかもあだち先生曰く、20年前に通ってた時と
何ひとつ変わっていないらしいのです。
オシャレなオープンカフェ全盛の平成日本において、これは奇跡です。
この喫茶店を守り続けてきたマスターに心から感謝です。
その日以来、あだち先生と僕の打ち合わせ場所は変わっていません。
これからも変わることはないでしょう。
その喫茶店がこの世に存在する限り、永遠に。

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